物件選びは慎重に~とあるマンション投資の事例

物件選びは慎重に~とあるマンション投資の事例

年金対策、資産運用や相続対策などマンション投資を始める理由は、人それぞれです。

取り組んでいる人も、これから取り組む人も「成功させたい、失敗したくない」と考えている筈です。

しかしながら、取り組み方を間違えてしまうと、リスクの少ないと言われるマンション投資でも大変な目に合うことも……

投資用ワンルームマンションを購入

山田さん(仮名)は51歳の会社員。老後のことや子供たちに残す資産としてマンション投資を検討していました。

不動産仲介業者から紹介されたのは、東京近郊の最寄り駅から徒歩20分のワンルームマンション。

物件は築年数が25年でバス・トイレが一緒になっている3点式ユニットバスでした。

しかし入居者もいて価格が1000万円以下ということもあって、購入を決意しました。

<しかし、しばらくすると入居者が退去してしまいました。

次の入居者の募集を開始するも、まったく反響がありません。早く入居者をつけたい一心で仕方なく、家賃を1万円下げましたが、それでも問合わせがありません。さらに1万円下げましたが結局次の入居者は1年間決まらず、弊社にご相談に来られました。

なぜ空室が続いてしまったのでしょうか?

一番の原因は「立地」です。

通勤圏とはいえ都心まで1時間近くかかり、しかも駅から20分では入居者も敬遠してしまいます。

その一方で築年数がたっていてもきれいに維持管理され、立地がいい物件には需要があります。

さらに二つ目の原因は「設備」。

築25年の物件には宅配ボックスがなかったり、廊下とお部屋の間の仕切りがないなど、若い単身者の方に好まれる設備が設置されていませんでした。

また、3点ユニットは最近の単身者には選ばれません。むしろ「バス・トイレ別」が必須条件となっています。

結局、これ以上の損失を防ぐために買い手がいるうちに売却しました。

そして都心のワンルームマンションを新たに購入して、資産の入れ替えを行いました。

3点ユニットイメージ

入居者に選ばれる物件選び

では、どのような物件を選んだ方が良かったのでしょうか?

  1. 東京都心
  2. 物件の築年数が浅い
  3. 充実した設備がある

以上のワンルームマンションが、入居者に選ばれるお部屋といえます。

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