住みたい物件の条件いろいろ
最初に決めるお部屋の条件
一番に優先されているのは、希望のエリアや家賃などを含めた予算です。
その次に駅からの距離や設備仕様を選ぶことになります。
希望のエリアに予算内で、欲しい設備が整っている物件がない場合は、多少エリアを広げたりすることもあるでしょう。
日々の生活を送り、何より一番自分が落ち着ける場所なのですから、それくらい住居の設備は重要になります。
それでは、現在入居者に人気の設備仕様とは、いったいどんなものなのでしょうか?
みんなが選んでいる設備仕様
住宅情報サイトSUUMOの調査※によると、1人暮らしの単身者が希望する設備や仕様の上位3点は、バス・トイレ別、エアコン、クローゼットでした。
付いていて当たり前・付いていない家は借りないと思う設備・仕様
※出典:「一人暮らしのシングルに聞いた 賃貸住宅設備ランキング 2021」(株式会社リクルート・SUUMO)
ほとんどの方は、浴室とトイレが別室であることを希望しています。30年以上前のワンルームマンションにあった、3点式ユニットバスは今では不人気となっています。
バス・トイレ別
3点ユニットバス
エアコン、フローリング、クローゼットについては、いずれも上位を占めています。ほとんどの人が、欲しい条件であることが分かります。
また近年では、入居者の防犯に対する意識が非常に高くなりました。部屋は2階以上で、エントランスにはオートロック完備など、重要なポイントとなっています。
新しい働き方に対応
2019年末からのコロナ禍で、不要不急の外出・移動自粛の要請により、オンライン授業や在宅ワークが増加しました。
そのため賃貸住宅で需要が増えたのが、インターネット無料接続の設備です。
分譲タイプマンションの場合、ほぼ全ての物件が施工時にインターネット回線を引き込んでいます。
以前は、入居者個人で契約して利用していましたが、開通までの手続きが手間のかかるものでした。近年では、インターネット回線を管理組合で建物一括契約しています。
各部屋の入居者にインターネット回線の使用料の負担がなく、手軽にインターネットを利用できる物件が増えてきています。このような設備は、2020年からの「不要不急の外出の自粛要請」の影響で、特に需要が伸びた設備の一つと言えます。
マンション経営も時代に合わせて
どんな商品でも、時代のニーズをいち早く取り入れ対応していくことは、とても重要なことです。
マンション経営では、メンテナンス以外にはあまり手を入れないと思われがちですが、日々変化する入居者ニーズに対応するために、最新設備への更新や導入をしています。
その時代に合わせることで、入居者の確保や長期安定収入につながっていきます。