世界中から注目されている日本の不動産

近年はグローバル化が進み、自国外の不動産に投資する動きが活発になっています。

日本の不動産も、中国籍の方の購入が目に見えて増えて、不動産の販売価格を釣り上げている要因の一つになっています。

さて、そんな海外不動産投資ですが、メリットもあればもちろんリスクやデメリットなどもあります。日本での不動産投資に比べて、どんな違いがあるのかご紹介します。

海外不動産投資のメリット

  • 高利回りで将来性から売却益を稼げる可能性がある
  • エリアの分散でリスクヘッジができる
  • 自分の好きな国に不動産を持てる優越感

高利回りで将来性から売却益を稼げる可能性がある

国によっては経済成長率が高く、将来性の高いエリアがあります。特にアジア圏では日本と違って、人口も増えています。そして、まだ安価で不動産を手に入れることができます。

その分、高利回りで、時期を狙って売却し、その売却益を得る可能性もあります。

しっかりと投資先の国で候補となるエリアなどを分析して購入できれば、いずれはお宝物件になる可能性も秘めています。

エリアの分散でリスクヘッジができる

たとえば、日本に不動産をいくつも所有していたとして、今回のコロナ禍のように経済に打撃を受けてしまうと、全体的にダメージを受けてしまう可能性が高くなります。

しかし、不動産を所有する国を分散することで、災害のリスクやデフォルトのリスクなども軽減できます。

自分の好きな国に不動産を持てる優越感

株式投資などでも、自分が応援したいと思う会社に出資する人もいると思います。不動産投資も同様に、行ってみて好きになった国に投資ができる優越感もあります。

旅行などで訪れたときも、自分の所有する物件があると、ひときわ嬉しさがこみ上げると思います。

海外不動産投資のリスクやデメリットについて

投資である以上、リスクやデメリットは付きものです。投資先が海外のため、国内とはまた違った心配があります。

  • カントリーリスク
  • 融資を受けることが難しいケースもあり、レバレッジが効かない
  • プレビルドによるリスク

カントリーリスク

政治情勢の変化やデモ・テロなどによって発生するのが、カントリーリスクです。これは海外不動産投資をするうえで切っても切れないリスクです。

さらに自分で状況をコントロールできないので、管理することが難しく国の安定性などの見極めが重要となります。

融資を受けることが難しいケースもあり、レバレッジが効かない

日本人が日本の不動産を購入するのとは違って、海外の不動産を購入する際には、融資が難しくなることがほとんどです。

その分、自己資金で購入することになるので、為替レートなどのリスクも発生し、損得の見極めも難しくなります。

チャレンジするのは危険なので、余裕のある範囲内で購入することをお勧めします。

プレビルドによるリスク

海外不動産投資はプレビルド方式と言って、まだ完成していない不動産に対して段階的に支払をしていく方式があります。特にアジアの新興国などに多い方法です。

パンフレットなどを見て、豪華なホテルやビルを想像して投資したは良いものの、ふたを開けてみるといつまでたっても竣工しない、施工業者が倒産して工事が止まってしまっているケースなども見受けられ、投資したお金が回収できないということもあります。

取引先となる不動産会社は、建設プランなども含めて良く吟味する必要があります。

まずは国内で資産運用の土台を作ってから

海外不動産投資はあこがれる方も多くいると思います。しかし自国の不動産投資に比べると、管理しきれないリスクもあります。

リスク分散のためにも、国内の不動産でしっかりと安定的に家賃収入を得るスタイルが確立できてから取り組むことをお勧めします。

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