マンション経営のメリットの一つは、日々の賃貸管理業務を専門業者にお任せできることです。
賃貸管理会社は忙しいオーナーに代わり、入居者の募集から家賃回収、不具合の対応など一手に引き受けてくれます。
そんな頼もしいパートナーである賃貸管理会社ですが、ごく稀に対応が至らない会社もあります。
実際にオーナー様が体験した、ありえない賃貸会社のお話です。

栃畑様……30代会社員。ワンルームマンションのオーナーでもあります。

住み慣れた家を賃貸に出すまで

引越しを機に貸し出し

栃畑さんは結婚を機に、勤務先に近い都心のマンションを購入しました。
今まで住んでいた、東京23区からちょっと外れた場所にある戸建住宅は、近くの不動産会社にお願いして賃貸に出すことにしました。
その不動産会社は大手のフランチャイズだったので、信用できると考えて管理を任せることにしました。

入居者が決まる

入居者の募集を始めてからしばらくすると、入居者が無事決まりそうとの連絡がきました。
家を貸し出すにあたって全面的にリフォームしたので、少しでも早く家賃収入が得られると分かって少しほっとしました。
とはいえ、慌てて入居者を決めても、素性の変な人に入居されるもの心配だな、とも思っていました。
縁あって家族3人で入居したいと、問題なさそうな方に入居してもらうことになりました。

入居希望の申し込みがあったので、この後は書類のやり取りになります。
とはいえ、栃畑さんはごく普通の会社員です。
平日は遅くまで仕事、土日も何かと予定があって、管理会社の営業時間内に契約書類を受け取ることができません。
そこで契約書類のやり取りは郵送でお願いすることにしました。

ありえない、やりとりの数々

送られてきた契約書が…

後日、栃畑さん宛に送られてきた契約書を見て驚愕します。
賃貸管理委託契約書で、
「○日までに毎月家賃を振り込みます」
の大事な日にちが空欄。
さらに
「管理手数料は○%です」
のパーセンテージが空欄。
そんな肝心な部分に何も記載されていない書類が送られてきたのです。
家賃はいつ振り込んでくれるの?
手数料はいくら?
自己所有の不動産を賃貸に出す上で、収入についての取り決めはとても大事なことです。

こんな不備だらけの書類にはサインできないと、すぐさま管理会社に電話で連絡。
再度契約書を送ってもらうよう依頼しました。
そうこうしているうちに入居期間がスタートして、入居者の引っ越しも完了しました。

今度は家賃の振り込みが……

ひとまず口約束で10日振込、手数料は5%と決めて賃貸管理がスタートしました。
訂正された契約書はなかなか送られてきませんが、家賃はきちんと振り込まれているので、仕事の忙しさもあり気にしていませんでした。
それから3~4ヶ月経った頃、通帳確認しても家賃の振込がありません。
また、振り込まれていないことについて、管理会社からの連絡もありません。
数日待ってみたものの何の連絡もこないので、こちらから連絡すると
「今ちょうど連絡しようとしていたところなんです」
と管理会社の担当者。
イラッとしたものの、
「家賃振込が遅れた理由は、入居者が指定日までに家賃を振り込んでこなかったため、オーナーへの振込が遅れたとのこと」
と状況を確認出来たので、そういう時はちゃんと連絡を入れて欲しいとお願いしました。

まだ届かない契約書類

相変わらず契約書は届きませんが、翌月はきちんと家賃が振り込まれました。
ですが、その翌月になると、また家賃が振り込まれていません。
それにも関わらず連絡がないため、またこちらから管理会社に連絡すると
「メールを送ってます」
との回答ありました。
受け取っていないため再送してくれないか、とお願いして電話を切りましたが、なかなかメールが届きません。
30分後に電話を掛けなおすと今度は、
「メールを削除していたため再度文章を作ってました」
と言ってきます。
電話でいくらやり取りしても埒が明かず、また郵送物も送ったと言われかねないので、栃畑さんは管理会社を訪ねて事務所まで行くことを決めました。
多忙な中、どうにか時間を作って事務所を訪問しましたが、反省の言葉は述べるものの誠意は感じらませんでした。
あまりにも不誠実な態度に栃畑さんは、今後の賃貸管理会社変更を視野に入れていくとのことでした。

改めて、パートナー選びが大事です

世の中にはいろいろな会社があります。
お客様への対応の仕方も人それぞれです。
信頼して任せられるパートナーなのかどうか、見極めるのはなかなか難しいところです。
オーナーの利益のために、しっかりと賃貸管理を行える会社こそが、長く付き合うべきパートナー会社といえます。