家賃収入を目的とした不動産は、長く保有することでメリットが生まれます。
しかし、時と場合によっては売却することもあります。
一般的な物品と違って、不動産は気軽に売買できるものではありません。
不動産を売りたくなった時、売却方法についてです。

不動産を売却した理由

総務省統計局:住宅・土地統計調査を基に作成(2019年度取引分)

不動産の売却方法は、「買取」または「仲介」

不動産の売却の方法は大きく分けて2つあります。

不動産会社に買取してもらう

仲介会社を通して市場に売り出す

不動産会社に買取してもらう

不動産会社に直接、不動産を買い取ってもらいます。
確実に現金化できるので、期日が決まっている場合は買取のほうが有効です。
しかし買取金額や条件は、買い取る業者が決めることがほとんどです。

  • メリット……確実に現金化できる(期日がきまっている)。仲介手数料がかからない。
  • デメリット……自分で金額や条件を設定できないケースが多い

仲介会社を通して市場に売り出す

不動産仲介会社を通して、新しい買主をさがしてもらう方法です。
基本的には売り出し価格や条件は売主側で好きなように設定できます。
状況によっては、そんなに売り急いでいないので、多少市場価格よりも上乗せして様子を見てみる、なども可能です。
時間の成約がなく、できれば少しでも高く売れたらいいな、という場合は仲介会社に依頼するのが良いです。

  • メリット……売り出し条件を自分で設定できる。
  • デメリット……いつ成約できるかはわからない。

仲介で売却の方法もいろいろ

仲介で不動産を売却する方法では、程度に応じて3つ種類があります。

一般媒介で幅広く紹介依頼

複数の仲介会社に仲介を依頼することができます。
1つの物件を同時に複数の会社が紹介してくれるので、探しているお客さんの目に触れることは多くなります。
ただ、仲介会社はどこの会社で成約されるかわからないため、頑張り度が分散されてしまうリスクもあります。

専任媒介で絞り込み

一般媒介とはちがい、依頼できるのは1社のみになります。
そのため仲介会社もがんばってお客さんを探してくれるでしょう。
物件所有者自ら買い手を見つけることもOKなので、知人や親族で買いたい人を探すのも問題ありません。

専属専任媒介で完全にお任せ

一番縛りが厳しい契約です。
専任媒介とはちがい、自分で買い手を探すのもNG。お任せしている仲介会社に一任します。
その代わり仲介会社は責任があるのでがんばって次の買い手を探さなければなりません。
すでに付き合いがあり信頼している不動産会社であれば専属専任媒介でお願いするのも良いと思います。

不動産を手放す時はよく考えて

仲介の場合、多くの購入希望者に紹介してもらます。
しかし、不動産会社に言われるがまま媒介契約を締結すると、自分の希望の通りにならないこともあります。
「こんな筈ではなかった……失敗した」
と嘆くことがないように、どの方法が自分に一番合っているか、よく考えて相談しましょう。