どのエリアに投資する?
エリア別のメリットデメリット
~東京・大阪・名古屋・仙台~

どのエリアに投資する?エリア別のメリットデメリット~東京・大阪・名古屋・仙台~

不動産投資をする上で大事なことは「どこのエリアにある物件を買うか」です。東京都と、その他主要都市~大阪・名古屋・仙台~を比較してみました。

不動産投資をする上で大事なことは「どこのエリアにある物件を買うか」です。

東京都とその他主要都市を比較してみました。

主要都市別にみる不動産投資

大阪

東京に比べれば価格も安く購入することが可能です。

今後完成予定の再開発としてJR大阪駅の北エリアに(仮称)「うめきた2期」地区があります。

2024年に街開きした後、3年後の2027年には完全開業予定となっているようです。

「緑とイノベーションの共生」がコンセプトで、駅前の一等地にもかかわらず4.5haの都市公園の設置を予定しています。

他にも商業施設やイベント会場、オフィスやホテルなどなど開業が楽しみです。場所によっては、大阪を選ぶのもありかもしれません。

ただ、リニアモーターカーが開通すれば、東京大阪間を67分で移動できます。

2037年開業目標で現在工事が進められていますが、東京からの移動時間の短縮を考えると大阪全体でみた場合、人口の減少が考えられるのではないでしょうか? マンション経営には長期的な単身者のニーズがない土地では安定した家賃収入を得ることが出来なくなります。

開発中の「うめきた2期地区」

名古屋

名古屋駅も人気ですが、名古屋駅から電車で6分の場所にある中区中央部にある栄エリアも、名古屋を代表する商業エリアです。広小路通と大津通が交わる栄交差点を中心とした繁華街です。

その栄エリアが更なる再開発で注目されています。

2022年に着工、4年後の2026年竣工予定の地下4階地上36階建ての高さが200メートルもある超高層ビルの計画が進んでいます。

「栄広場」を中心とした再開発で、ホテル、オフィス、シアター、店舗などが入る商業施設になる予定です。

さらに2027年のリニア開業を目指して行政と民間が連携した名古屋駅周辺のまちづくりが進行中。「世界に冠たるスーパーターミナル・ナゴヤ」を目標に掲げて動いています。

名古屋は大阪より先にリニアモーターカーが開通予定ですが、目標通り開業すれば5年後には40分で東京から名古屋に移動することが出来ます。

名古屋は今でも日帰り出張可能な距離ですが、今よりもさらに時間的に近くなることで、在住するビジネスマンの需要が減ることが予想されます。

東京よりも大阪よりも安い金額で購入できたとしても、その分家賃も安く、また将来的な単身者の需要を考えるとおススメはできません。

再開発前の栄広場

仙台

仙台駅周辺も再開発の動きが活発です。

(仮称)NTT仙台中央ビル再開発計画が、仙台市青葉区中央4丁目で開発中で2023年12月竣工予定です。

地下1階地上19階建て、オフィス・ホテル・店舗などが入ります。

同じく青葉区中央4丁目(仙台駅西口)では三菱地所が、客室数224室のホテルを今年の夏に開業予定です。

仙台駅東口も2023年4月に地下1階地上12階建ての百貨店が開業予定となっています。

仙台駅周辺の開発は今後も進んでいくようなので駅周辺の物件はいいかもしれません。

ただ、仙台市全体の人口動態を見てみると、2021年567人のマイナスとなり初めて減少となりました。コロナの影響を受けたようです。

長期に渡る安定した家賃収入を得るためにはワンルームマンションのターゲットとなる年齢層の需要が必須です。

将来的な単身者の継続的な増加、賃貸需要を考えると難しいかもしれませんね。

仙台市の人口動態

仙台市:推計人口及び人口動態を基に作成

東京

最後に東京はどうでしょうか? ここ数年のコロナ禍においても、10代後半から20代の若者層は東京に転入しています。

特に23区に関しては企業数、大学数が圧倒的に多いからです。

その点からも将来的にも地方からの東京への若年層の移住は考えられるので、長期で安定した家賃収入が見込めます。

不動産価格が他の都市に比較すると高いかもしれませんが、その分23区の物件は家賃も高く取れます。

例えばエアコンや給湯器などの設備の交換が発生した場合も、都内の物件の家賃であれば費用回収も地方に比べて早くなります。

価格、利回りなどで考えると人気のある場所ほど価格は高く利回りは低くなりますが、それだけ安定性があるとも言えます。

自分のライフスタイルに合った物件選びをしましょう。

東京23区の転入超過

総務省統計局:住民基本台帳人口移動報告を基に作成

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