外国籍の方のお住まい探しについて

外国籍の方のお住まい探しについて

現在、日本でお仕事をされている外国籍の方や留学で日本の大学や専門学校、そして日本語を学ぶために日本語学校に通っている外国籍の方、そしてこれから日本に入国される方の住宅事情についてお話していきたいと思います。

外国籍の方の部屋探し

お部屋探しも一苦労

外国籍の方は、当初入国の際にお部屋を借りようとすると、希望条件に合ったお部屋がなかなか見つからず、ゲストハウスやマンスリーマンションに入居したり、留学生として入国した場合は学生寮などに入居される方がほとんどではないでしょうか。 また、すでに在留されている方でも日本人の部屋探しとは違い、一部の入居募集物件では入居をお断りされてしまうこともあるのが現状です。

海外からの新規入国について

コロナ禍における水際対策として、2022年2月末までは外国人の新規入国が停止されていました。3月からは新たな措置として、受入責任者が行動管理等に責任を持つことを前提に新規入国者枠が設けられ、ここ数ヶ月では海外から日本へ入国してくる外国人の方が増えています。

外国人の入国総数

初出:法務省「出入国管理統計」2020年1月~2022年7月

外国籍の方の入居審査

ANNEX・NEOでは日本人の方、外国籍の方問わず、入居審査の第一段階として保証会社加入を必須としています。 保証会社による審査が承認された上で、ANNEX・NEOより電話確認などの二次審査を行ってから、最終的に貸主(物件所有者)の承認を得ています。 ある程度の期間、日本に在住の外国籍の方は、日本語での会話について十分理解ができていますので、特に問題なく審査を通過しています。 最近では、新規入国の方の申込が非常に多くなってきていますので、入居希望者の方はあらかじめ出入国在留管理局に在留資格の申請を行い、資格認定証明書を取得していることが必須となります。 しかし電話での本人確認や、母国の緊急連絡先への電話など言語の問題もあるので、管理会社での審査は事実上難しくなってきます。 そこで新規入国の方は、外国籍専門の保証会社に一連の申請確認や通話、メール等による本人確認、緊急連絡先確認等の審査を委託しています。他の保証会社でも外国籍の方の審査は受けておりますが、新規入国者の海外審査と呼ばれる審査を行う保証会社は一部だけとなっています。

まとめ

数年前のインバウンド拡大から一転、新型コロナウイルス感染症が蔓延したことで一時日本の水際対策により入国制限が掛り、その影響もあり一旦は冷え込んだ賃貸需要でしたが、2022年に入り入国制限が緩和されたことで、海外からの入国者が増え、賃貸入居希望者も増加傾向にあります。 賃貸業界でも入居者確保の一部として海外からの入国者増加に期待したいところです。

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